視覚障がい者

2022年06月07日掲載

イラスト:蜂の巣柄を背景にミツバチのキャラクターが「視覚障がい」とつぶやいている

視覚障がい者に関するクエスチョン

イラスト:NEW

Q:視覚障がい者は、牛乳と他の紙パック飲料を区別できるの?

A:イラスト:牛乳パックと緑茶パックが並んでいる所に牛乳パックの上部分の切り欠き部分を強調している牛乳パックの上部には「切り欠き(注)」が付いているため、 他の紙パック飲料と区別することができます。
また、切り欠きの反対側が開け口とわかるようになっています。
最近では、スマホのカメラ機能を使って書かれている文字を音声で読み上げてくれるアプリがあります。
これなら、他の似たようなパッケージ商品なども区別できそうですね。
(注)中身が生乳100%の「種類別 牛乳」だけで、低脂肪牛乳など成分調整牛乳には付いていません。

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:雨の日に白杖を使用している人を誘導するとき、傘はどうするの?

A:イラスト:雨の中、1つの傘で視覚障がい者とガイドが並んで歩いている誘導のときは2人が近づくため、傘がぶつかってしまいます。
そのため、誘導者の使用する傘に一緒に入れてもらう人が多いです。 ただ、どうしても雨や風の強さによっては、誘導する人が濡れてしまうことが多く、 外出すること自体躊躇する人もいます。 そんなときには、丈夫で軽い2人でも入れる「特大折りたたみ傘」などの便利グッズやレインコートを使う人もいます。

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:点字ブロックの形にはどんな意味があるの?

A:イラスト:進行方向を示す線状ブロックと、警告を示す点状ブロック点字ブロック(正式名称:視覚障害者誘導用ブロック)には、進行方向を示す「誘導ブロック(線状ブロック)」と危険な場所や誘導する施設などの位置を示す「警告ブロック(点状ブロック)」の2種類があります。
色は弱視の人が、見つけやすいよう黄色が使われています。
1965年、三宅精一氏によって考案され、1967年、岡山市内の交差点に世界で初めて敷設されました。
なんと、点字ブロックは日本発祥なのです!

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:視覚障がい者は漫画本を読むの?

A:イラスト:視覚障がいの人がスマートフォンで漫画を聞いて楽しんでいる拡大読書器やルーペを使って読む弱視の人もいます。
また、書かれた文字を点字に訳す「点訳」や音声化する「音訳」を利用することでも漫画本を読むことができます。
音訳された本「録音図書」では、「絵」も音声で説明されていますが、訳した人の表現力と読者の想像力によって伝わり方は変わってきます。
「録音図書」によっては、ページめくり効果音などの設定があります。

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Q:部屋が暗くなったら全盲の視覚障がいの人でも明かりをつけるの?

A:イラスト:視覚障がいの女性が月明りをバックに暗い部屋で夕飯を食べている明かりは必要なく消し忘れを防ぐためにつけない人がいます。
最近は、気軽にスマホアプリで明かりがついているかを確認できるようになり、一人暮らしの場合には防犯対策としてつける人もいます。

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Q:カップラーメンにお湯を注ぐとき、視覚に障がいのある人はどうやって確認するの?

A:イラスト:電気ポットからお湯をカープラーメンに注いでいる 視覚に障がいがある人は、視覚以外の感覚で確認している人が多いです。
例えば、お湯を注いでいる時間や容器の重さで確認したり、容器の外側を触って、温かくなっている部分でお湯がどこまで入っているのかを確認したりします。
中には、直接容器に指を入れて確認しながらお湯を注ぐ人もいますが、その場合はお湯を温めにして火傷しないように工夫しています。

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:視覚に障がいがある人は、どのように買い物をしているの?

A:イラスト:お店で白杖を持った女性が店員に商品の説明を受けている お店までは自分で行き、カウンターで店員さんに誘導をお願いする人、ガイドヘルパーのサービスを利用して行き帰りから買い物までサポートを受ける人などさまざまですが、見える人に誘導や商品説明をお願いすることが多いです。
その他、白杖を持って移動しているので、片手がふさがり大きなものを持ち帰るのが難しいということから、食材や日用品はネットスーパーや通販、小さな買い物のみドラッグストアやコンビニで行うという人もいます。ネットスーパーや通販であれば、時間をかけて商品を選ぶことができるからです。
複数のオンラインサイト、通信販売に登録している人も多いです。

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:視覚障がいの人はみんな点字の読み書きができるの?

A:イラスト:点字資料を指でタッチしながら読んでいる 視覚障がい者の中で点字を活用できる人の割合は低く、約1割といわれています。
中途で視覚障がいになる人の割合が高いことが、理由としてあげられています。
点字の習得は難しく、加齢や病気などで視覚障がいになった人の中には、指先の感覚が鈍くなり、挑戦しても挫折してあきらめてしまう人が多いようです。
最近では、日常生活に必要な情報をスマートフォンの読み上げ機能で音声で確認できるようになるなど便利になってきています。

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Q:視覚障がいのある子どもは、どんなことをして遊んでいるのですか?

A:イラスト:鉄棒でさかさまになって遊んでいる女の子 視覚障がいのある子どもたちも外で元気に遊んでいます。
例えば、視覚支援学校ではブランコや鉄棒などで体を動かしたり、おにごっごやかくれんぼをして楽しんでいます。
そのときは、声を出したり、手をたたいたりすることで音を出して、見えないことをカバーします。
そして、弱視の子が全く見えない子のサポートをすることもあり、自然と子どもたち同士で助け合っているようです。

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Q:盲導犬と一緒にペットとして犬を飼うことはできるの?

A:イラスト:2匹の盲導犬 盲導犬は「身体障害者補助犬法」で定められ、訓練などを受けているため、ペットとは違います。
ペットの犬と一緒に飼えるかは盲導犬を育成している協会によって異なります。
公益財団法人日本盲導犬協会は、盲導犬を適切に管理していれば問題ないとしています。
なお盲導犬にも引退があり、引退後は新しい家庭でペット犬としてのんびりと余生を過ごすそうですよ。

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Q:視覚に障がいのある人は、郵便物をどうやって確認しているの?

A:イラスト:不在連絡票 視覚に障がいのある人は、印刷物を見て確認することが難しいです。
家族やヘルパーさんに見てもらったり、拡大読書器やルーペなどを利用することで確認しています。
その他、自治体などから届く封筒などには点字がついていたり、宅配物の不在票に切欠きがついているなど、触ってわかるようになっている場合もあります。
最近は、スマートフォンのアプリで、カメラで文字表示部分を撮影し、その内容を音声で確認できるものも増えてきています。

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Q:義眼の人は、涙がでるの?

A:イラスト:女性が泣いている 義眼を利用していても涙はでます。
なぜなら、外傷や悪性腫瘍(がん)が原因で眼球を摘出しても、涙腺は上まぶたの内側にあるため、涙はそこを通って出てくるからです。
ちなみに、まばたきもできますし、花粉症にもなります。

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Q:視覚障がいのある人と食事をするとき、どのようなサポートをしたらいいの?

A:イラスト:お盆に乗った鮭定食。「10時の方向にお茶があります」と声をかけている 視覚障がいのある人は、テーブルの上のどこに料理が置いてあるかわからな いので説明してあげましょう。
そうすれば他の人の手を借りなくても食事を楽しむことができます。
例えば、「右側にコップ」「左側にお皿」など、位置関係を 把握できるような伝え方です。
また、お皿の中におかずがいくつかある場合、時計の文字盤に見立てて説明する 方法があります。
この方法を「クロックポジション」といい、「1時の方向にサ ラダ」「9時の方向にから揚げ」など、より具体的に説明できます。
なお方向は、隣同士で座っていればそのままですが、向かい合わせになったとき は、視覚障がいのある人から見た方向で説明してください。
例えば、海鮮丼の説明をするときに、3時の方向にわさびがあって、向かい側にいる人が自分の見たまま9時の方向にわさびがあると伝えてしまうと、わさびと は知らずにそのまま一口で食べてしまうということもあるかもしれません。

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:視覚障がいの人は、どうやって信号を判断しているの?

A:イラスト:音楽が流れている最中に信号機のある横断歩道を渡っている視覚障がい者の白状を持った女性 信号を渡るとき「音響式信号機(注4)」が設置されている場所では、青になった時、「とおりゃんせ」や「ピヨピヨ」などの音で知らせてくれます。
信号機が音響式でない場合は、周囲の人の動きや車の動く方向の音をたよりにしている人もいます。
また、小型送信機(シグナルエイド)を利用すれば、必要なときに必要な音響・音声案内を受けることができます。
その他、光を感じることができ、夜になり辺りが暗くなれば視覚で判断できるという人もいます。
(注4)音響式信号機は、自動的に音が鳴るタイプと、押しボタンを押さないと鳴らないタイプがあります。 しかし、深夜や早朝の時間帯は周辺住民への配慮で音が止まってしまいます。

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Q:視覚に障がいのある人が、どうして眼鏡をかけているの?

A:イラスト:サングラスをして歩いている視覚障がい者 視覚に障がいのある人は全盲や弱視の人などさまざまですが、光が眩しいと感じる人もいて、遮光眼鏡(注3)という色のついたサングラスを使用しています。
それ以外にも、木の枝や人などにぶつかっってしまった際に目を保護するために眼鏡をかけている人もいます。
また、周囲の人に気づいてもらいやすくするためやファッションとしてかけている人もいます。
(注3)国から補装具として公的な補助を受けることができるメガネ。

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Q:視覚に障がいのある人はカラオケをどうやって楽しんでいるの?

A:イラスト:歌っている視覚障がい者の右側で健常者が耳元で歌詞を言葉で伝ている 画面上の歌詞を見ることができない人は、歌詞を覚えて歌う人が多いです。
点字が読める人は点字の歌詞カードやカラオケ店によっては「点字ディスプレイ」が用意されているので、それを利用して楽しんでいます。
そのほか、一緒に行った人に耳元で歌詞を読んでもらったり、最近は音声読み上げ機能のついたケータイで歌詞を聞いて歌う人もいます。
また、視覚障がいのある人は、カラオケの選曲をする際のタッチパネルリモコンの操作が難しいため、最近ではケータイ電話にリモコンアプリを入れている人も増えています。

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Q:視覚に障がいのある人が歩くときに使う白い杖は、他の国でも同じなの?

A:イラスト:2種類の白状(ストレートと5段にたためる白状) この白い杖は、「白杖(はくじょう)」と言い、1914年にフランスで考案されました。
国際盲人連盟によって、「国際白杖の日」が制定され、全世界の視覚障がい者が白杖を使うようになってきています。しかし、発展途上の国々では、青竹や木を背丈に合わせて切って白杖として使っている場合もあり、国際ボランティアによって普及活動も続けられています。
日本では、1960年に制定された「道路交通法」で、見て安全を確認できない人は白杖を持つということが決められています。
白杖には、「周囲の状況や路面の変化などの情報を得ること」「視覚障がい者であることを知らせること」などの役割があります。

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Q:視覚障がいのある人は選挙のとき、どのように投票しているの?

A:イラスト:点字機を使用している視覚障がい者 見え方によって投票方法が違います。
例えば、投票用紙への自筆が難しい場合は、代理投票といって、代筆してもらうことができます。その際、投票所の係員2名が対応し、1人が代筆、1人が立会いを担当します。
他にも、点字投票といって、点字器(点字を打つ道具)を使って行う方法もあります。また、サインガイドという手書き用の枠を使うなど工夫することで、自筆で投票する人もいます。

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Q:視覚障がいの人は「一目ぼれ」するの?

A:イラスト:視覚障がい者の男性を女性が誘導している 一目惚れします!
見える、見えないに関係なく、一目惚れは人に限らず、モノや洋服など出会った瞬間「ビビビッ」と直感的に運命を感じて恋に落ちます。
生まれつき見えない人は、見て確認することができないため、「かわいい」「かっこいい」など見た目の判断はできませんが、視覚以外の感覚や雰囲気など一瞬で好きになることもあります。

イラスト:豆をモチーフにした線

Q:生まれつき全盲の人は夢を見るのですか?

A:イラスト:夢の中で「この音はどこかで聞いたな…」と思って寝ている女性 全盲の人も「夢」を見ます。
生まれつき見えない人は、音、香り、触覚、味覚と普段の生活で感じていることがそのまま夢に出てくる人が多いです。おいしい物を食べたり、懐かしい思い出の場所を歩いていたり、職場で上司に叱られたりという感覚です。
人によって夢も見え方が違いますが、もともと見えていた人は、風景など映像が見えるということがあるそうです。

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Q:視覚障がいの人はどうやってメイクしているの?

A:イラスト:女性が両手の指を使ってアイシャドーを塗っている 目が見えない・見えにくくてもメイクする人はいます。
身だしなみの一つですし、視覚障がい者向けにメイク教室も開催されています。
最近では、指を使ってアイシャドウやリップをつける「視覚障がい者向けメイク」が開発されました。
この方法は、直接指などで触るので視覚障がい者にとってわかりやすいです。
また、弱視の人の場合には、拡大読書器を使ってカメラを顔に向け、鏡の代わりに見てメイクするという人もいます。

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Q:視覚障がいの人は、どうやって洋服を選んでいるの?

A:イラスト:ネクタイハンガーに掛けてあるネクタイに手を伸ばしている 見え方によって違います。
見て判断している人もいますし、触って形を確認してしまう場所を決めてる人もいます。
中には、点字やICタグ(音声で吹き込んでおけるもの)を使ったりしてる人もいます。
ネクタイなどは、毎日変えられるように順番に整理してしまう方法もあります。

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Q:視覚障がいの人は、お金をどうやって判別して支払っているの?

A:イラスト:全ての紙幣と硬貨 紙幣には点字がついていたり、大きさが違っていたりと、判別ができるようになっています。
コインの場合は、大きさと周りのギザギザがポイントです。100円、50円は周りがギザギザしているので、10円と5円との違いがわかります。
紙幣やコインの財布を別々にしたり、仕切りがあるサイフを使ったりと、自分でわかるように工夫しています。
最近だと、クレジットカードやパスモ・スイカなどの電子マネーを使う場合もあります。また、携帯電話のアプリ「言う吉くん(注2)」を使って紙幣を判別する方法もあります。
(注2)iPhone専用アプリ。

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Q:視覚障がいの人は、トイレっていろいろな配置があるけど、外出したときに困らないの?

A:イラスト:多目的トイレで困っている男性 一番困るのは、「流す」ボタンやレバーの位置とトイレットペーパーの位置です。
特に「流す」ボタンは、緊急ボタンと間違えて押してしまうことがあります。
事前に、便器の向き、トイレットペーパーの位置、流すボタンの位置などを教えてもらえると助かります。
また、公共施設やショッピングモールの多目的トイレでは「音声情報案内装置(注1)が設置されている場合があります。
(注1)多目的トイレなどに付いている音声案内装置。音声でボタンやトイレットペーパーの位置を教えてくれる。

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Q:駅で白杖を持ってウロウロしている視覚障がい者を見かけましたが、どうしたらいいかがわかりませんでした。どのようなお手伝いをしたら良いですか?

A:イラスト:駅ホームの騒音で困っている白状を持った視覚障がい者の男性 まずはお声かけをしてください。「何かお困りでしょうか?」「何かお手伝いしましょうか?」などです。それに対して、本人が何かお願いをしてきた場合は、以下を参考にサポートをしてあげてください!

●サポートの仕方

  1. 肩や腕を貸す
    • 視覚障がい者が案内する人より背が高い場合には肩、低い場合は腕がつかまりやすいです。
  2. 案内する人が視覚障がい者の一歩前を歩く
    • 一歩先を歩いてもらうことで、何かがある場合に動きでわかるからです。
  3. 段差や階段など何か障害物があることや状況を伝えるく
    • 階段などがある場合には、少し手前から「階段があります」と伝えるようにしてください。その際、上るのか下るのかということも重要になります。
      事前に伝えてもらうことで心の準備ができるからです。
      また、階段が終わることなど状況をつたえてもらうことで安心して移動ができるようになります。
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