渋谷区役所でボッチャをしてみた!

今回ご紹介するのは、ここ数年パラスポーツとして注目を浴びている「ボッチャ」です。ゆうゆうゆう編集部(以下ゆうゆうゆうチーム)と社内のサステナビリティ推進室(以下サステナチーム)の2チームに分かれて、東京都にある渋谷区役所15階のスペース428(多目的スペース)で3ゲーム行いました。
ぜひ、ご覧ください。

写真:競技アシスタントを含む4名のゆうゆうゆチームVSサステナチーム3名の横一列に並びボールを持ってポーズを決めている

ボッチャの主なルール

ボッチャは、障がいの程度や種類によって4つのクラスに分けられゲームを行います。また、クラスによって投球方法や競技アシスタントの有無なども変わってきます。

今回は、健常者、視覚障がい者、車いすユーザなどが参加。視覚障がい者にはチーム内でどこにボールがあるかなど声を掛け合いながらサポートをしました。また、四肢まひ(注1)の車いすユーザがボールを投げる際は、勾配具(注2)という木でできたすべり台のようなものを使うこともできます。
今回は、その角度や高さを調整してくれる球技アシスタントも参加。

(注1)手足のまひなどの障がい。
(注2)勾配具(以下ランプ)は、すべり台のような投球をアシストしてくれるサポート用具です。

写真:左からランプを使ってボールを投げる車いすユーザ、ジャックボール付近を狙ってボールを投げる聴覚障がい者、視覚障がい者のために手を叩いている手のアップ
  1. 両チームが赤か青の6個ずつのボールを使用する
  2. 先攻のチームが目標となる白のジャックボールを投げ、続けて1投目を投球する
  3. 後攻のチームが投球開始
  4. ジャックボールから遠い位置に投げたチームから順に投球する
  5. ボールを全て投げ終え、ジャックボールに最も近いボールの数が得点となり勝敗が決まる

詳しくは、以前紹介したボッチャの記事をチェック!

ゆうゆうゆうチームVSサステナチーム

写真:サステナチームの1番手 まずは、ジャンケンで先攻後攻を決めます。
サステナチームの1番手が目的球となるジャックボールを投げ、続けて1投目となる赤のボールをジャックボールに近づけゲーム開始!

写真:ゆうゆうゆうチームの1番手 ゆうゆうゆうチームの1番手1投目は、視覚障がい者です。ジャックボール付近で手を叩いてもらい、その音で位置を把握します。その後、競技アシスタントから目標場所となる角度や距離などを聞き目標を決めます。
青のボールを狙った場所へ投げたのですが、やや左奥へそれてしまいました。

ゆうゆうゆうチームの2番手1投目は、ランプを使う車いすユーザです。ランプの長さや角度などを競技アシスタントに細かく指示して、狙いを定めて投球!
しかし、ややボールがそれて、青のボールが奥に行ってしまいました。

ゆうゆうゆうチームの3番手1投目も車いすユーザです。
腕を何度が振り子のように動かしながら目標を定め投球したのですが…。距離が足りず、ジャックボールの右手前で青のボールが失速。

再び、ゆうゆうゆうチームの1番手2投目です。
今度は、音を聞かずにあてずっぽうで投げたのですが、先のメンバが投げた青のボールの更に手前で止まってしまいました。

ゆうゆうゆうチームの2番手2投目です。
狙いを決めて青のボールを放ったところ、ジャックボールの近くでボールが止まり、やっとサステナチームと攻守交代です!

写真:サステナチームと交代するまでゆうゆうゆうチーム各自の投球

サステナチームは2番手1投目です。
なんと、ゆうゆうゆうチームが近づけた青のボールを押し出すような位置に赤のボールを近づけ、あっという間にチーム交代です。

ゆうゆうゆうチームの3番手2投目です。
最後の持ち球となるため、良く狙いを定めて投球!
みごとジャックボールに近い位置で青のボールは止まりました。

残りの投球は全てサステナチームです。3番手1投目は聴覚障がい者です。何度が手を振り投球。赤のボールは勢い良く左にそれて同じチームのボールに当たってしまい、ジャックボールのやや奥で止まりました。

写真:サステナチームの各投球フォームのアップ

次に1番手2投目です。投球が弱くジャックボールの手前で失速してしまいました。

次に2番手2投目です。勢いよく投げたボールは、一番近かった青のボールを押し込むように赤のボールがジャックボールの一番近くになりました。ここでサステナチームが優位に!

最後の投球はサステナチームの3番手2投目です。
ジャックボール手前に赤のボールをうまく当て、青のボールを右にずらして見事2-0で勝利!

写真:サステナチームの1番手と2番手の投球と、最後のボールはイメージ図

続く第2ゲームも1-0でサステナチームが勝利。第3ゲームは、ゆうゆうゆうチームが2-0で追い上げましたが、合計点3-2となるため、サステナチームが勝利しました!

写真:りんごスティックパイを持ったサステナチームと負けたゆうゆうゆうチームの記念写真

勝利チームには、青森県産のりんごスティックパイをプレゼント!最後に全員で記念撮影をしてゲーム終了。ボッチャは、まさに誰でもできるスポーツです。
参加するメンバに合わせてルールをアレンジすることもできるため、体を動かすことが苦手な人でも無理せず遊べると実感しました。

渋谷区役所15階ボッチャコート

<ご担当者からのコメント>

渋谷区では、東京2020大会後も、パラスポーツを中心に、各競技の普及振興と障がい者理解の促進に取り組んでおります。
この度、インクルーシブスポーツであるボッチャ普及啓発事業の一環として、令和4年8月に区役所15階にボッチャコートを2面常設いたしました。
常設後は、既に200件以上の利用実績を誇り、多くの方からご好評をいただいております。
コートについては、どなたでもご利用できます(※事前予約制)ので、ぜひ、渋谷の景色を一望しながらボッチャを体験してみてはいかがでしょうか?

写真:ボッチャコートとボッチャコートからの眺め

所在地:〒150-8010 東京都渋谷区宇田川町1-1 渋谷区役所
TEL:03-3463-1849(スポーツ振興課パラスポーツ推進係)
利用方法:事前予約必須(使用希望月の1か月前の1日から予約可能。利用希望者は、パラスポーツ推進係まで電話連絡、または、7階窓口にて直接申し込む。)
利用時間:開庁日(平日)の9時から17時まで(土曜日・日曜日、祝・休日および12月29日から1月3日を除く。)
ボッチャコートを利用する場合、ボッチャセットの貸出しも可能。
「ボッチャコート」の詳細はこちら(新しいウィンドウが開きます)

サステナチームからのコメント

写真:男性メンバボッチャのボールを触ったことはありましたがボッチャコートを見るのは初めてで、とにかく広いと思いました。ゲーム前の練習では、予想よりボールが転がるので思ったところに投げられず、力加減が難しいスポーツだと感じました。
特にジャックボールが遠いと、さらに難易度は上がります。しかし、その難易度の高いゲームでも、視力に障がいのある方は音に頼ったり、四肢に障がいのある方はランプをうまく使ってジャックボールを狙うなど作戦を考えながらゲームを進めることができます。
障がいのある方もない方も一緒に考えながら楽しめるスポーツだと思いました。

ゆうゆうゆうチームからのコメント

写真:視覚障がいのメンバボッチャコートを利用するのは初めてでした。思っていた以上に広いというのが率直な感想です。
ゲームでは、ジャックボールの後に立った人に声を出してもらい、それを頼りに少しでも近づけるようボールを転がしました。まっすぐ転がしていたつもりが少し曲がってしまう、距離が足りなかったり、逆に転がりすぎたりするといったミスショットが出るなど練習を積まないとうまくなれないスポーツだと実感しました。
また、渋谷区役所では全フロアに「だれでもトイレ」が設置されていたり、トイレなどの案内図には墨字と点字が一体になった点字サインも設置されていたり、至る所でユニバーサルデザンが施されていました。

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