車いすユーザも安心して参拝できる明治神宮

2022年12月06日掲載

今年も師走となり、あとひと月で新年ですね。
新年には、一年の御祈願をしようという人も多いと思います。
しかし、神社やお寺と聞くと昔ながらの建築物のためにバリアが多いと思い障がい者の中には、参拝をためらってしまう人もいるのではないでしょうか?
そこで今回、年間を通じて多くの参拝者が訪れる、明治神宮のバリアフリーの設備をチェックしてきました。ぜひ、ご覧ください。

写真:本殿入口のスロープに向かう車いすユーザの編集部員

明治神宮の歴史

明治神宮は、東京都渋谷区にある明治天皇と昭憲皇太后(明治天皇の皇后)をお祀りする神社です。
1912年(明治45年)に明治天皇が、1914年(大正3年)に昭憲皇太后が崩御された後、1920年(大正9年)に国民の強い願いにより、ゆかりのある代々木の地に創建されました。
初詣の他にも、結婚式・初宮詣・七五三や家内安全・厄祓など年間を通じて祭典・行事を実施しており、特に春と秋の大祭ではさまざまな奉祝奉納行事が行われています。
また、閑静な大自然に囲まれた境内には、花菖蒲田や清正井(きよまさのいど)がある御苑、宝物殿、明治神宮ミュージアム、芝地やカフェなどがあります。

写真:本堂入り口に設置されているスロープを車いすユーザの編集部員が通っている

3つの最寄り駅情報

<JR「原宿駅」 東京メトロ「明治神宮前駅」>

駅舎も新しくエレベータ・多目的トイレもあります。東口を出ると南参道の入口まで約50メートルです。
距離も短く、道も平坦なため、3つのルートでは一番アクセスが良いです。

<JR「代々木駅」>

西口改札を出て、山手線に沿って進み北参道入口の交差点を右に曲がれば北参道に到着です。
代々木駅から距離があるのと、北参道入口交差点からがかなりの急勾配なので、車いすユーザにはあまりお勧めできません。

<小田急線 参宮橋駅>

改札を出て右手を進み約100メートルで西参道の鳥居に到着します。こちらも、駅を出てすぐに急勾配を通るので、車いすユーザにはあまりお勧めできません。

明治神宮 境内のバリアフリー状況

今回のバリアフリーチェックでは
【行き】
 代々木駅、北参道、フォレストテラス、テラス内の多目的トイレ、御社殿というルート。
【帰り】
 南参道、原宿駅というルート。

<北参道のバリアフリー状況>

参道の両脇には十分な広さの石畳が設置されており、車いすユーザや杖を使った人でも安全に進めます。 また、石畳の横幅は2メートル程度確保されており、車いす同士がすれ違うことができる幅があります。

写真:北参道脇の石畳、大鳥居の横、参道脇の手水舎を編集部員が通っている

<フォレストテラス内の多目的トイレ>

オストメイトにも対応した、ボタンで開閉できる多目的トイレです。
車いすユーザにも十分な広さです。敷地内には2箇所に多目的トイレが完備されています。
同様に「杜のテラス」(原宿駅西口近く)にも多目的トイレがあります。

写真:開閉ボタンのついた多目的トイレの入口、オストメイトもついていて十分な広さが確保されているトイレ内

フォレストテラス内にもバリアフリーに配慮されたカフェ・レストラン・お土産売場があり、誰でもゆっくりとくつろいで休憩することができます。

<本殿・神楽殿の参拝>

御社殿の正面に向かって左側(西側)と神楽殿に向かって左側(西側)にそれぞれスロープがあり、車いすユーザでもお賽銭箱の前まで行き参拝することができます。
御神前で二拝・二拍手・一拝して手を合わせて来ました。

写真:本殿のスロープ入口、本殿を正面にして左側のスロープを使って本殿へ向かっている編集部員

また、神楽殿の横には昇降機があり、御祈祷を希望される方には車いす(車輪にカバーを付ける)のまま殿内に入れるような工夫がされています。

写真:神楽殿横にある昇降機と神楽殿を移動する編集部員

<駐車場の利用について>

参拝者用の駐車場は北参道の横にあります。
(障がい者用駐車スペースは2台分 予約不可)
 ※利用時間は開閉門時間(お正月三が日は利用できません。)

<車いすの貸出しについて>

随時、車いすの貸出を行っています。必要な方は各参道詰所にてお申し出ください。

写真:車いすの貸出案内とたくさんの車が駐車されている平置きの駐車場 敷地内の詳しい地図はこちら(新しいウィンドウが開きます)

電動車いすユーザの編集部員感想

写真:砂利道を通る編集部員の後ろ姿私が神社に参拝するのは、車いすユーザになってからは初めてのことでした。
行ってみると参道の両脇が舗装されていて、そこを通ることで移動の負担はほとんどゼロでした。
試しに舗装されていない玉砂利の上も通ってみましたが、車輪が沈みバランスが不安定になるため、下肢障がいのある人は舗装された道を通りましょう。
また、一般的な建物のスロープ入り口は隅や別の場所にあるので、遠回りをする必要があることが多いですが、明治神宮の本殿にはゆるやかなスロープが取り付けてあり、遠回りが不要なことが良いポイントだと思いました。

イラスト:編集後記

明治神宮のバリアフリーチェックいかがだったでしょうか?
明治神宮の創建時は、今回紹介したような参道両脇の石畳はなく、参道は玉砂利が敷いてあるだけだったそうです。
車いすユーザのみならず、高齢の参拝者や、ベビーカーユーザなど、参拝者の方々のためにバリアフリー化が進められてきましたが、創建当時の人々の考え方を尊重した上でとのことでした。境内には、今回は紹介できなかった見どころが沢山ありました。
外苑にも国立競技場や神宮球場があるので、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
明治神宮の公式ホームページはこちら(新しいウィンドウが開きます)

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