車いすユーザが巡る「よこはま動物園ズーラシア」

もうすぐ8月。夏休みのことを考えて、ワクワクしている人も多いのではないでしょうか。「今年は外出して思い切り自然とふれあいたい!」と考えている人もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回、手動と電動アシストの車いすユーザの編集部員2名が神奈川県横浜市にある「よこはま動物園ズーラシア」に行って来ました!
ぜひ、夏休みの参考にしてください。

写真:オカピ、チーター、レッサーパンダ、園内バス、車いすユーザの編集部員が車いすを漕いでいる、シロクマ、インドゾウ、ライオン

「よこはま動物園ズーラシア」とは

「ズーラシア(ZOORASIA)」という愛称は、「動物園(ZOO)」と、広大な自然をイメージした「ユーラシア(EURASIA)」を合わせた造語です。
世界の気候帯・地域別にゾーンが分かれていて、まるで世界旅行をしている気分で動物や植物、自然環境について学べる動物園です。
約45.3ヘクタールの敷地には、約100種類の動物が飼育・展示されていて、「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに、身近な動植物から絶滅寸前の希少種の野生復帰や、そのための研究にも積極的に取り組んでいます。

バリアフリー情報について

当日は、5月とは思えないほどの気温だったため、体温調節が心配でした。しかし、園内はたくさんの植物が生い茂り日陰を作ってくれているため、心配には及ばないとすぐに気づきました。
「入園券売り場」の隣には「レンタルコーナー」があり、そこでは車いすが無料で借りることができます。更にその隣にはコインロッカーも完備されています。
車いす優先ロッカーがあるので、荷物が多い人は預けましょう。今回は、正門で待ち合わせて園内に入りました。

写真:優先コインロッカー、正門ゲート、アジアの熱帯林に向かう編集部員たち

<アジアの熱帯林>

写真:エレベータに乗り込む編集部員 正門から、まっすぐ進むと最初に見えてくるのがインドゾウです。迫力ある姿とつぶらな瞳を目の当たりにすると、すぐに気分が上がりました。
その先のカンムリシロムクの展示場の横からエレベータに乗り、上からも見ることができます。車いすユーザ1人が乗れるほどの広さです。
通路は十分な広さが確保されていますが、この辺りからはゆるやかな坂がジャングルカフェ付近までつづきます。
各展示場には、子供や車いすユーザが見やすいよう、ガラス張りのフェンスが所々にあります。

写真:編集部員の2人がガラス張りのフェンスからインドゾウを見ている

<亜寒帯の森>

写真:近道となる狭い通路を通る編集部員 オセアニアの草原を通り過ぎると、亜寒帯の森です。
アムールヒョウからオオワシがいる場所までは、ゆるやかな坂となっています。所々、近道となる狭い通路や子供目線の低い位置から動物を見ることができるなど、工夫が施されています。
アラースの谷(注)は、車いす同士ですれ違うことが難しいため、反対側から人が来ないか確認してから進みましょう。また、ホッキョクグマの展示場にもエレベータがあります。
上は展望デッキのようになっていて、動物たちの泳ぎを見ることができます。
この辺りからゆるやかな坂が「オージーヒル」のレストラン・ショップ付近までつづきます。
(注)アーラスの谷は、現在封鎖中となっています。

写真:オオワシ、上から見たミナミアフリカオットセイ、展望デッキ

<オセアニアの草原と中央アジアの高地>

所々、カンガルーの展示場所周辺が石畳になっています。車いすだと多少ガタガタと揺れますが、通路自体は広く、気になる坂はありません。

写真:セスジキノボリカンガルー、アカカンガルー、石畳を車いすで走行する編集部員たち

<日本の山里>

写真:コウノトリをフェンス越しに見ている編集部員たち 国の特別天然記念物に指定されているコウノトリなどを見ることができます。
ここでは、昔話に出てくるような馴染みのある動物に出会えるでしょう。
「アマゾンセンター」が近づくにつれて上り坂になります。

<アマゾンの密林>

写真:ガタガタする下り坂を慎重に車いすで下りている編集部員 ヤブイヌの辺りから「わくわく広場」にかけては、ゆるやかですが上り坂となっています。「わくわく広場」から「ころこロッジ」までは、下り坂となっていて、車いすがガタガタと揺れるので注意して走行しましょう。特に「風の丘」から「ころころロッジ」までは急こう配です。走行の際は注意しましょう。
「ころころ広場」を通り過ぎると「ぱかぱか広場」の入口が見え、その入口からはゆるやかな坂がしばらくつづきます。
ちょうど、エサやりの時間だったため、棒に付けたニンジンを与える体験ができました!エサやりが終わったら、来た道を「わくわく広場」まで戻り、「アフリカの熱帯雨林」に向かいます。

写真:風の丘、ぱかぱか広場入口、エサやりをしている編集部員

<アフリカの熱帯雨林とアフリカのサバンナ>

「アフリカの熱帯雨林」には、あまり気になる坂はありませんでした。
「アフリカのサバンナ」では、ライオンを通過した辺りから、曲がりくねったゆるやかな坂道がケープハイラックスを通過する辺りまでつづきます。

写真:音や光に敏感なオカピの暗がりの展示室、キリンの親子、曲がりくねった坂道を上る編集部員たち

園内バス

正門付近の「ゾウさんのりば」から、北門付近の「北門のりば」まで、園内バスで移動できます。
私たちが利用したのは、車いす2台まで乗車できるオカピをモチーフにしたバスでした。スタッフがスロープを出してお手伝いしてくれるので、車いすユーザ1人でも乗り降りできます。

写真:スロープを使いスタッフの方に背中を押されてバスに乗り込む編集部員、バス内で縦に並ぶ編集部員

車いすユーザ(電動アシスト)の編集部員のコメント

写真:坂道を下っている編集部員 私は当日、都内の自宅から約2時間電車に揺られながら向かいました。
正門から園内を一通り回った「アフリカのサバンナ」にいるライオンを見ているとき、車いすのバッテリアラームが鳴りました。
私が使用しているのは、走行距離が15kmのニッケル水素バッテリーです。同じバッテリーを使用している方は、予備バッテリーを用意するなど対策が必要です。
また、当日の最高気温は27℃という暑さでした。園内にはたくさんの木々が生い茂っていて日影が多く、障がいの特性上、体温調節ができない私でも、熱がこもることなく快適に過ごすことができました。
園内にはおいしそうな食べ物を売っているところも多く、お腹も満たされてとてもいいリフレッシュになりました!

よこはま動物園ズーラシアご担当者からのコメント

「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに掲げるよこはま動物園ズーラシア。日本最大級の広大な敷地に世界の希少動物を数多く飼育し、その生息環境を再現しています。園内は世界の気候帯・地域別に8つのゾーンに分かれており、世界一周の動物旅行をお楽しみいただけます。また園内では飼育員が動物について解説する「飼育員のとっておきタイム」や季節に合わせた各種イベントなども行っています。ぜひズーラシアへお越しください!

施設情報

所在地:〒241-0001 横浜市旭区上白根町1175-1
開園時間:9:30から16:30(入園は16:00まで)
休園日:毎週火曜日(祝日の場合は開園し、翌日休園)、12/29から1/1(臨時開園は下記HPよりご確認ください)
TEL:045-959-1000
入園料:障がい者割引などあり(詳しくは下記HPよりご確認ください)
「よこはま動物園ズーラシア」HPはこちら(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

写真:マレーバクを指さす編集部員 私が動物園を訪れるのは、車いすユーザになってからは初めてのことでした。
動物園は、広くて坂も多いという印象があったため、今まで避けていたのです。しかし、園内に入り動物たちを見たとたん、すぐに来て良かったと思いました!
休憩所や水飲み場、トイレが多く、車いすユーザにとっても安心のスポットです。急勾配は少ないですが、園内は広いので介助者と一緒に移動することをおすすめします。
今回は、時間の関係上、北門のバードショー広場とサバンナの遊び場までは行けませんでした。
今度訪れるときには、会えなかった動物たちに会いに行きたいと思います!

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