車いすユーザが「ムーミンバレーパーク」を散策!

皆さんは、フィンランドの文学シリーズ「ムーミン」をご存じでしょうか?ムーミンは、世界中で愛されているキャラクターです。今回は、その世界観を忠実に再現した「ムーミンバレーパーク」をご紹介します。
車いすユーザの編集部員がバリアフリーチェックを行ってきたので、ぜひご覧ください。

写真:ムーミン谷のジオラマ、宮沢湖、ムーミンと一緒にポーズをとる編集部員たち

©Moomin Characters™

ムーミンバレーパークとは?

「ムーミンバレーパーク」は、埼玉県飯能市にある「Metsa(メッツァ)」という郊外型レジャー施設内にあります。Metsa(メッツァ)とは、フィンランド語で「森」という意味です。
宮沢湖周辺の用地を約7.3万平方メートル利用して、ムーミンの物語の世界観を再現しています。
2019年3月16日に開業し、フィンランド以外では初と話題になりました。そのパークが2021年12月10日に「Well-being(ウェルビーイング)」をテーマに、さらに心温まる場所をコンセプトにリニューアル!
「Metsa(メッツァ)」内にある北欧のライフスタイルをテーマにした「メッツァビレッジ」という、北欧雑貨ショップやアクティビティなどの入園無料エリアを探索するだけでも楽しめます。

写真:雲海ミストがライトアップされたムーミン屋敷周辺

車いすユーザ目線でバリアフリーチェック!

自然あふれる「ムーミンバレーパーク」はとにかく広い!体力に自信のある車いすユーザでも自走するには介助者と一緒に楽しむことをオススメします。また、元々の自然を使った立地なので、急勾配もあります。周囲の景色を楽しみながらゆっくり移動すると良いでしょう。

<無料エリアのメッツァビレッジからムーミンバレーパークまで>

入口からしばらくは長い下り坂が続き、その先には自然豊かな景色が広がっています。ポップな色調の建物もあり、北欧の世界観を感じることができます。オシャレな北欧生活雑貨に地場産のお土産店やレストラン、また、フォトスポット、カヌー乗り場があります。
メッツァ入口からムーミンバレーパークまでは、約600mです。

写真:ノルディクスの建物、灯台をバックにしたフォトスポット、宮沢湖を眺める編集部員、ライトアップされたカヌー乗り場

<はじまりの入り江エリア>

当日チケットの販売所は、車いす目線でも購入しやすい高さです。事前にオンラインチケットを購入し、当日チケット販売所に立ち寄らず入口からスムーズに入園することもできます。
最初に見える「レットゥラ ラウンジ」は、12月にリニューアルオープンしたばかりです。広々としたテラスから宮沢湖の景色を眺められます。

写真:ムーミンファミリーのオブジェが入口、チケット販売所、テラス席、林道の上に飾られた風船がライトアップされている

<ムーミン谷エリア>

「ムーミン屋敷」では、頻繁にキャラクターと出会うことができます。
屋敷までの通路は舗装されていますが、少し外れるとレンガチップが敷き詰められています。その上を車いすで移動してもタイヤが沈むことはありません。
車いすユーザは、「リトルミイのプレイスポット」と「海のオーケストラ号」に入るとき、混雑している場合は、通りやすいルートから案内されます。リトルミイのプレイスポットは、自分の顔写真がシアターに映るかもしれませんよ。
その他にも「エンマの劇場」でキャラクターのショーを見たり一緒に踊ることができます。

写真:ムーミン屋敷をバックにした編集部員、リトルミイのプレイスポットと海のオーケストラ号のバリアフリー化された出口

<コケムスエリア>

地上3階建ての展示施設「コケムス」では、ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンの人生やムーミンの歴史を知ることができます。施設内は、全面バリアフリーなので移動には困りません。
体感展示、ギャラリー展示、映像スペースなど、ムーミンの世界観に浸れます。また、ムーミンの関連書籍約400冊が揃っているライブラリーカフェ、レストレラン、お土産などのショップもあります。カフェでは、しっとりモチモチしたシナモンロールを食べながら、のんびり本を読むこともできます。

写真:植物に覆われているコケムスの施設外観、入口のスロープ、トーベ・ヤンソンの木彫りの像、ムーミンのオブジェ、ムーミンの形をしたライトで照らされたライブラリーカフェ

<おさびし山エリア>

写真:雲海ミストがライトアップされたムーミン屋敷周辺 灯台にはスロープが付いているので、灯台の中の様子を見られます。また、スナフキンのテントを目指して奥まで進んでいきましょう。
そこで孤独を愛するスナフキンに会えたら!?後は、引き返しましょう。そして、辺りが暗くなってくるとキャラクターのシルエットが出現するので、好きなキャラクターを探してみましょう。
(注)キャラクターシルエットの演出は2/27(日)までの開催です。

駐車場

写真:駐車場外観、身障者スペース 駐車場は、施設入口付近に平面タイプで2か所あります。「P1」には身障者スペースが5台分、「「P2」には10台分があり、その内8台分は雨が降っても濡れない設計になっています。
今回は、「P2」の駐車場を利用しました。

バス停とタクシー乗り場

写真:待合所をバックに手前にタクシー乗り場とバス乗り場 バス停には、直通バスと路線バスが発着し、その向かい側にタクシー乗り場もあります。近くには広い待合所や多目的トイレがあります。
建物は、森に馴染んだ木製の外観で統一されています。

車いすユーザでも安心の設備

オストメイト使用もできる広々した明るい作りの多目的トイレが、ムーミンバレーパークには4か所、メッツァビレッジには5か所あります。
なお、ドアは全て手動のスライドドアです。
エレベータの押しボタンやレジの高さは、車いすユーザでも困らないよう配慮されています。

写真:スライドドア、多目的トイレ内、エレベータ内の押しボタン、カフェのレジ棚

施設管理ご担当者からのコメント

「ムーミンバレーパーク」は、森と湖に囲まれた自然豊かな環境の中で、ゆったりとした非日常感と共にムーミンの物語の世界を楽しんでいただけるテーマパークです。
2021年12月にリニューアルしたムーミンバレーパークが考えるWell-beingは「心もからだも心地よい状態が継続すること」。
ムーミンバレーパークで心とからだが笑顔になれる穏やかなひとときをお過ごしください。皆さまのお越しをお待ちしております。

施設情報:

所在地:〒357-0001 埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
営業時間:10時から17時(平日)、10時から18時(土日祝)
定休日:不定休
最寄駅:飯能駅北口から直通バスで約13分
駐車場:平日無料、土日祝日は最大1,500円
1デーパス:おとな(中学生以上)前売販売3,000円、通常販売3,200円、
こども(4歳以上小学生以下)前売販売1,800円、通常販売2,000円

「ムーミンバレーパーク」HPはこちら(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

写真:スナフキンの帽子を被った編集部員 当日は真冬日だったため、本場の北欧気分に浸ることができました。かわいいムーミンファミリーにも触れ合え、帰り道はハッピーオーラが湧き出ているのが自分でも分かったほどです。
今回は、車いすユーザ向けのスポットを中心にご紹介しましたが、それ以外にも楽しめるスポットがたくさんあります。
四季折々の自然も体感できるので、ぜひ好きな季節に出かけてみてはいかがでしょうか。

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