聴覚障がい者の音楽鑑賞やテレビ視聴をより快適に!「M‐リンク・ステレオ」

「聴覚障がい者」といっても、聞こえ方やコミュニケーションの手段はさまざまです。
今回は、補聴器を活用している人が快適に音楽鑑賞やテレビ視聴をできるようにサポートしてくれる補助具、株式会社自立コムの「M‐リンク・ステレオ」をご紹介します。

M‐リンク・ステレオとは?

この商品は、補聴器を利用している人がテレビやオーディオの音をより良い音で聞けるように、音声信号を補聴器に直接伝えてくれる機器です。
M‐リンク・ステレオはT‐コイル(注1)内蔵の耳かけ式、耳穴式を問わず使用できる汎用型磁気誘導コイル(注2)です。
今までは、片耳用補聴器対応と両耳用対応の2種類しかありませんでした。
しかし、片耳用補聴器を使っている人の中から、聴力のあるもう一方の耳でも同時に生の音を聞きたいという要望があり、誘導コイルとイヤホンを持つハイブリッド・タイプのM-リンク プラスを開発し、3種類が販売されています。

(注1)T-コイル(テレコイル)とは?
磁気ループ補聴システムと呼ばれるもので、磁気を使って音をダイレクトに補聴器へ送信する機能です。また、最近ではテレコイル機能に対応した公共施設(礼拝堂や劇場、会議室など)に設置されることが増え、テレコイル機能をオンにすると、場内で放送される音声などが磁気でダイレクトに補聴器へ送信され、より快適に聞くことができます。

(注2)汎用型磁気誘導コイル
聴覚障がい者の聞こえをサポートするシステムのこと

【使用方法】

①外した補聴器のスイッチをTモード(注3)に切り替える。

②耳たぶの上にM‐リンクのフックをしっかりとひっかける。

③フックの上から固定するように再び耳に補聴器をつける。

写真:M-リンク・ステレオの装着方法

(注3)Tモードの切り替え方法
補聴器のスイッチを押すことでプログラムを変更してTモードに切り替えることが可能ですが、予め補聴器にプログラムを入れておく必要があります。補聴器を調整してくれる店舗へ行き、相談しましょう!

【商品情報】

3.5mmのプラグとコードは約1.2mとなっています。
音源から離れたところで使用する場合は、別売りの5mの延長コードがあります。

M‐リンク・ステレオのポイント

聴覚に障がいのある編集部員が実際に使ってみて感じたポイントをご紹介!

ポイント1

クリアに届く音声

写真:両耳用のM-リンク・ステレオ 音源に接続したM-リンクから磁気誘導によりT-コイル内蔵補聴器に直接伝送することで、雑音がある状況の中でも音楽や音声をクリアに聞くことができます。

ポイント2

ぴったりフィットするフック

写真:片耳用のM-リンク・ステレオ M-リンクの耳への装着はしっかりしていて、音楽のリズムに合わせて動いたり、急に振り向いたりしても外れにくく、室内外を問わず激しい動きにも対応してくれます。

ポイント3

使用用途(聞こえ方)に応じて選べる3タイプ

写真:誘導コイルとイヤホンを持つハイブリッド・タイプのM-リンク プラス 両耳用と片耳用、片耳用誘導コイルと裸耳用イヤホンをあわせ持つ世界初のハイブリットタイプ誘導コイルM-リンク プラスがあるので用途に応じて選択が可能です。

聴覚に障がいのある編集部員が実際に使ってみた感想

M‐リンク・ステレオは、業務で行っている動画を編集する際に重宝しています。
聴力的に補聴器を外してしまうと聞こえないため、イヤホンは使えません。また、職場で編集するため、パソコンから音声を流して作業をするのも難しいため、何かいい方法がないか考えていたところ、以前まで音楽鑑賞をする際に使用していた「M‐リンク・ステレオ」を使ってみようと思ったのがきっかけです。
ホームページでは音楽鑑賞やテレビ視聴に最適となっていましたが、私のように動画編集で使用するなどさまざまな使い方があると思います。自分に合った使い方をしてみてはいかがでしょうか?
また、保証期間が1年間と長いのが安心のポイントでもあります。私もプライベートや仕事で使用していますが、コードに負荷が掛ると断線しやすいので扱いには注意が必要です。

ご担当者からのコメント

聞き取りづらかった音が明瞭に聞こえるようになれば世界が広がります。
その手助けに一役買います。Mリンクです。
M-LinkCLは断線対策としてカールコードを採用しております。
また、マイク付きの物はスマホで通話ができます。
集音器と組み合わせれば周囲の音や会話が聞こえます。

会社情報

会社名:自立コム
所在地:〒150-0044 東京都渋谷区円山町28-4
電話:03-3476-2160(代表)/03-3476-2175(修理)

「自立コムのHP」についてはこちら(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

いかがでしたでしょうか?テレビの音が聞こえにくい。音楽を楽しみたい!と思う聴覚障がい者にはおすすめの商品です。
ただし、利便性においては個人差があるので、購入を検討されている方はレンタルから初めてみてはいかがでしょうか?
Tモードに切り替えて作業や音楽を聞くことによって、周りの音は遮断され、補聴器に直接伝送されるので集中することができるメリットがあります。また、自立コムでは聴覚障がい者に役立つ様々な補助具を提供しています。気になる方はぜひ自立コムのホームページよりご覧ください。

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