初めに知っておいてほしいこと

2021年02月24日掲載

障がいについて

Q:肢体不自由とはどの様な障がいですか?

A:上肢(腕や手指、肘関節など)の障がい、下肢(股関節、膝関節など)の障がい、体幹障がい(座位、立位などの姿勢保持が難しいこと)、脳病変による脳性麻痺などがあり、それらのいくつかを複合している場合もあります。
障がいの現れ方は、欠損(切断などにより失われた状態)、麻痺(動かせない、力が弱い)、変形(硬縮など)といった運動機能障がいの他、感覚異常(触っても解らない、痛み・温冷を感じない等)を併発する場合もあります。
失われた機能を補う為に、車いすや義手・義足といった補装具を使用する人もいます。

Q:視覚障がいとはどの様な障がいですか?

A:全盲と弱視に分けられます。全盲はものなどを判別することが難しく、弱視はぼんやり見える、中心部分や外側が見えるなど、見える範囲が限られていることなど人それぞれ見え方が違うことが特徴です。
生まれつき見えない先天性と病気や怪我などが原因で発症する後天性があります。
移動の際、白杖で段差や障がい物を確認したり、盲導犬と一緒に歩いたりしています。視覚障がい者は「全く見えない」「点字ができる」と思われがちですが、どちらも全体の約1割程度です。また、赤色や緑色などの色の違いが判別できない「色覚異常」があります。

Q:聴覚障がいとはどの様な障がいですか?

A:聴感覚に何らかの障がいがあるため全く聞こえない「聾(ろう)」、や聞こえにくい「難聴」の人がいます。また、発話障がいを伴う人「聾唖者(ろうあしゃ)」もいます。
外見上は障がいがあるかどうかがわからないことが多く、緊急の音声情報からとり残されてしまうなど、必要な情報が得られず、自分の言いたいことが伝わらない場合もあります。
コミュニケーション手段としては主に手話が用いられますが、唇の動きで相手の発話を理解できる人もいます。一方で、中途障がい者や、難聴者の中には手話を習得していない人もいるため、筆談も有用なコミュニケーション手段となります。

Q:知的障がいとはどの様な障がいですか?

A:知的な発達に遅れがあり、適応行動・意思交換(言葉を理解し気持ちを表現することなど)やお金の計算などが苦手です。また、言葉の発達が遅れていたり、初めてのことが苦手であったり物事を理解するのに時間がかかる人も多くいます。

Q:精神障がいとはどの様な障がいですか?

A:精神疾患により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約が生まれる障がいです。
精神障がいには多くの種類があり、それぞれ、症状や困りごと、必要な配慮などは全く異なります。
以下は代表的な精神障がいの一例です。

  • 統合失調症・・・幻覚・妄想や意欲の減退といった症状が現れます。
  • 気分障がい・・・うつ病や躁うつ病(双極性障がい)とよばれ、気持ちの変調が大きく生活に影響がでます。
  • 中毒性精神病・・・アルコールや薬物の摂取により引き起こる依存症などの精神疾患です。
  • 神経症性障がい・・・パニック障がいや強迫性障がいなど強い心的ストレスに起因しています。
  • 発達障がい・・・学習障がい、自閉症、ADHDなど症状はそれぞれで大きく異なります。

Q:内部障がいとはどの様な障がいですか?

A:内臓機能の障がいであり、身体障害者福祉法では「心臓機能障がい」「腎臓機能障がい」「ぼうこう・直腸機能障がい」「呼吸器機能障がい」「小腸機能障がい」「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がい」「肝機能障がい」の7種類の機能障がいが定められています。
障がいによっては、厳しい食事制限や人工透析が必要となったり、慢性的な倦怠感に悩まされるケースが多い一方で、外見からは障がいが分かりにくいため、周囲の理解が得られず心理面で苦心する人が多いのが現状です。

Q:高次脳機能障がいとはどの様な障がいですか?

A:脳の病気や交通事故によって、脳に損傷を受けたことが原因となり認知機能、運動機能など社会生活に制約がある障がいです。高次脳機能障がいは当事者一人ひとりの症状が大きく異なり、本人が自身の障がいを自覚していないことも多く、「見えにくい・わかりにくい障がい」と言われています。
以下は代表的な高次脳機能障がいの一例です。

  • 記憶障がい・・・・・新しいことを覚えるのが苦手だったり、物の置き場所を忘れてしまうことがあります。
  • 注意障がい・・・・・些細なミスが多く、集中力が長つづきしません。また、同時に二つのことを行うと混乱してしまいます。
  • 遂行機能障がい・・・約束の時間に間に合わなかったり、自分で計画を立てて実行することが苦手です。
  • 社会的行動障がい・・怒りやすかったり、大声を出す、自己中心的な思考になってしまうなど、感情の抑制ができないことがあります。

その他、知ってほしいこと

Q:「LGBT等 性的マイノリティ」とは、どのような意味ですか?

A:LGBTとは、Lesbian(女性同性愛者)、Gay(男性同性愛者)、Bisexual(両性愛者)、Transgender(心と体の性が一致しない人)の頭文字を合わせた造語です。ただし実際には、LGBTに属さない性的マイノリティも多く、近年では、「LGBTQ」や「LGBTQ+」といった言い方になってきています。
「Q」は、Questioning(男性なのか女性なのか決めかねているといった性自認が定まっていない状態の人)とQueer(本来「風変わりな」「奇妙な」という意味の言葉で同性愛者への侮蔑語でしたが、異性愛中心の考え方に違和感を覚え、多様な性の在り方があるとしている人が自己肯定的に使用しています)を表しています。
また、「+」は、性についての考え方は個々によって多様であり、何か言葉を当てはめることができない(言葉では明確に表現することはできない)といった人のことを表しています。

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