車いすユーザでも楽しめる!都心からのアクセスがよい「東京ドイツ村」

夏休みにどこかへお出かけする企画があるという方もいらっしゃるかもしれません。 そこで今回は、ドイツの田園風景を再現したテーマパーク「東京ドイツ村」をご紹介します。
なんと、千葉県袖ケ浦市に、東京ドームの約19倍の敷地を有しています。 実際に車いすユーザの編集部員が伺い、バリアフリー状況をチェックしてきました。
ぜひ、ご覧ください。

写真:後ろに観覧車とドイツ風の建物とひまわり。前にはヤギとカモ。

東京ドイツ村とは

東京ドイツ村の「東京」とは、東京アクアラインが開通し、首都圏から近くなったことに由来しています。
園内はフラワーガーデンや芝生広場を中心に、ドイツの自然豊かな風景が一面に広がっています。
その他にもアミューズメントをはじめ、動物と触れあえたり、果物や野菜が収穫できるエリアもあり、一年を通して楽しむことができます。
敷地が広いので車や園内循環バス(小学生以上1回300円)を利用し、好きなエリアに移動できるのが特徴です。

車いすユーザでも楽しめるスポットをご紹介!

園内は、大きく「フラワーガーデンエリア」「アミューズメントエリア」「マルクトプラッツ(レストラン&ショッピング)エリア」の3つに分かれています。
しかし、それ以外にも「こども動物園」「わんちゃんランド」「収穫体験」ができるコーナーもあります。
今回は、車いすユーザでも楽しめるスポットを中心にご紹介します。

『フラワーガーデンエリア』

広大な敷地で、四季折々の花を楽しむことができます。 自分のお気に入りのフラワースポットを見つけて、撮影したり遊歩道を散策してみてはいかがでしょうか。 花畑の近くまで車で行くことができ、駐車もできます。

写真:左から芝桜、バラ、あじさい、ひまわり。

『アミューズメントエリア』

動画:ゴンドラからみた360度の風景。 車いすユーザの方は、観覧車、アーチェリー、ゲームセンター、釣り堀を楽しめるでしょう。
観覧車は「車いす専用通路」があり、横幅は1メートルあります。 乗り降りの際には、スタッフの方が横幅77センチのスロープを出してくれます。 ゴンドラの中に入ると、編集部員の車いすと座席の空間は左右約10センチ位ありました。
なお、車いすのままで乗れるゴンドラは1つだけです。 1周約9分で、晴れた日には富士山や東京湾を眺めることができるかもしれません!

写真:左から専用通路から上がる様子、スロープを押してもらっている様子、ゴンドラの中の様子。

写真:アーチェリーを構えて的を狙っている様子。 アーチェリーは、スタッフの方がやり方を教えてくれます。
約10メートル先の的を狙って、思いっきり弓を弾きましょう。
力にあまり自信が無い方は、小学生用の距離の短いコースをお勧めします。

写真:UFOキャッチャーをしている様子。 ゲームセンターには、プリクラやUFOキャッチャーなど50種類以上のゲーム機が揃っています。
ここで、各アトラクションで必要なコインに両替しましょう。

釣り堀へは、通常コキアの谷を歩いて下りなければなりません。
地面は浅めの砂地ですが、車いすでの移動にストレスを感じませんでした。
釣れた魚はキャッチアンドリリースして楽しめます。

写真:左はコキアの滝への道。金魚を釣っている様子。

マルクトプラッツ(レストラン&ショッピング)エリア

写真:ソーセージやお肉を焼いている様子。 昼食は、編集部員3名で好きな食材や飲み物を選び、美味しくBBQをいただきました。
雨が降っても屋内で安心してくつろぐことができ、今年から初のビアガーデンが8月26日までの金・土・日曜日と、8月13日から16日のお盆期間中に開催されています。
本場ドイツ産の生ビールの飲み比べやソーセージなどを堪能できます。

このエリアには、レストラン&ショップ以外にも楽しめる施設がありますので、以下に紹介します。

●こども動物園

ミニブタやヤギなどの動物たちと触れあうこともできます。
地面は、人工芝や芝生、砂利などとさまざまですが、車いすの移動にはそれほど支障はありませんでした。 ただし、砂利のエリアは、所々大きな石があるので注意してください。
100円から200円のエサを買い、直接エサやり体験もできます。動物好きな方には絶対お勧めです。

写真:左からマーラの餌付け、モルモットを撫でている、ヤギが高台を歩いている様子。

●収穫体験

園内で育った野菜や果物は、季節ごとに収穫できる作物が異なります。 なお、車いすユーザが収穫体験できるのは、7月下旬から9月中旬以外いつでも収穫することができる「しいたけ狩」のみです。
しいたけハウスで育った肉厚の椎茸を自分で収穫し、購入することができます。

施設のバリアフリー状況

・駐車場

写真:身障者スペースに車を止めている様子。 全体で約3,000台の駐車スペースがあり、車に乗ったまま入園でき各エリアの近くに車を駐車することができます。
身障者スペースも多数あります。

・車いす貸し出し

写真:車いすとベビーカーの設置場所の様子。 無料休憩所、マルクトプラッツ、ゲームセンターの3か所では、無料で車いすを貸し出しています。
借りた車いすを別の設置場所へ返すことも可能です。

・多目的トイレ

写真:多目的トイレの中の様子。 園内に7か所あります。
ドアは引き戸で、オムツ交換台や子供用・大人用のオムツ入れが完備されています。

施設管理ご担当者からのコメント

イラスト:東京ドイツ村のロゴ。 『東京ドイツ村』は四季折々花々とドイツの田園風景、ドイツ生ビール、バーベキューを楽しめ、自家用車で園内を廻ることのできる快適テーマパークでございます。
障害をお持ちの方々にも楽しんでいただけるように今後とも施設改善に力を注いでまいりますので、ぜひともご来園くださいませ。
従業員ともどもお待ちしております。

施設情報

所在地:〒299-0204 千葉県袖ケ浦市永吉419
TEL:0438-60-5511 FAX:0438-75-7068
営業時間:9時30分から17時 (最終入園時間 16時) 年中無休
入園料:各種障がい者手帳を提示すると割引あり。詳しくはホームページをご確認ください。
『東京ドイツ村』について詳しくはこちら(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

今回はあくまで、車いすユーザの編集部員が体験できそうなスポットのみご紹介しました。
時間の都合上、立ち寄れませんでしたが「ピザ&カフェテリア」「無料休憩所」「体験工房」なども車いすで利用ができます。
そして、なんと言っても、毎年恒例の11月から4月初めまでの長期間、南房総最大級のイルミネーションを楽しむことができます。 関東三大イルミネーションにも選ばれたことがあり、約300万球のイルミネーションは、きっと幻想的な世界を演出してくれるでしょう。
車いすユーザの私でも充分満喫した時間を過ごすことができました!
みなさんもぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

写真:左からレストランとトンネルのイルミネーションの様子。

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