2020年東京パラリンピックに向けて「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」の大会結果

写真:「IBSA Blid Football World Grand Prix」の幕

2018年3月21日から25日の5日間「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」が東京都品川区の品川区立天王洲公園で行なわれました。
この大会は、ブラインドサッカー日本代表が2020年東京パラリンピックでメダルの獲得を目指しチーム力の強化と、ブラインドサッカーのアジアおよび世界への普及を目的に行われた大会です。
今回は、この大会の試合結果と、監督・選手のコメントをご紹介します。ぜひ、ご覧ください。

この大会は、世界ランクの下位および、競技上発展途上のチームによる国際強化試合「ディベロプメントゲームズ」を同時に開催、以下の3チームが参加しています。

  • ベルギー(世界ランク21位)
  • インド(世界ランク29位)
  • ナショナルトレセン(日本)

今大会はエリートチーム6チームで戦いました。出場6カ国が3チーム・2グループにわかれ、1回戦総当たりのグループリーグを行いました。各グループ3位同士が5位決定戦、2位同士が3位決定戦、1位同士が決勝戦へ進みました。

日本代表の対戦相手と結果

リーグ戦
日本  イングランド2  1
日本  トルコ0  2
5位決定戦
日本  フランス1  0

写真:写真①にIBSA2018の参加国旗、写真②は試合中の風景

最終順位

順位 チーム名
1位 アルゼンチン
2位 イングランド
3位 トルコ
4位 ロシア
5位 日本
6位 フランス

*勝ち点が同じ場合は、得失点差によって順位が決まります

会場のバリアフリー状況

試合会場は、障がいのある方でも安心して観戦できるようバリアフリー環境が整えられていました。また、一時的に身体の機能が低下している方も安心で安全に試合を楽しむために下記のサービスがありました。 これらのサービスは、誰もが当たり前に試合観戦を楽しめるよう、2014年の「IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2014」から始まった取組みです。

  • リレーションクルーの受付
  • 音声ガイドシステムの貸し出し
  • 触地図ガイドブックの配備
  • 3Dスケールモデルの設置
  • 筆談ツールの貸し出し(筆談アプリを用いて会話をすることが出来る)
  • 拡大ガイドブックの貸し出し
  • アクセシビリティエリア(車いすユーザや階段を上るのが困難な方のための観覧席)
写真:写真①は会場の多目的トイレ、写真②はアクセシビリティエリア、写真③は音声ガイダンスを聞くラジオ、写真④は筆談アプリがインストールされているIpad

上記の詳しい内容は下記URLよりご覧なれます。
「バリアフリー」についてはこちら(新しいウインドウが開きます)

大会を終えてのコメント

日本代表高田敏志監督のコメント:

写真:日本代表高田敏志監督

最終的にフランス戦を勝利で終えたものの、決勝に進むことはできませんでした。
決勝が見えていただけに悔しい思いです。ただ、目の前の試合を一つひとつ大事に戦ってきたことで、日本チームの課題が見えてきました。
海外チームは少ないチャンスで点を決めること、日本チームは決定力を磨く必要があると感じます。
今大会は、たくさんの方々が会場に足を運んでくださいました。
戦っている姿を見て、障がい者スポーツが頑張っているだけではなく、ここにはサッカーの原点があり、ドラマや戦術があることを感じてほしいです。
2020年まであと2年、課題が見えてきたので、与えられた環境で効率よくクリアして、負けない気持ちで準備していきたいです。
今大会の悔しさを糧に、チーム強化を図っていきたいと思います。
今のチームコンセプトとして、勝つためには点をとらないと勝てないので、そこを重点としていきたいです。

日本代表川村怜主将のコメント:

写真:日本代表川村怜主将

5位決定戦は最後の試合だったので、何が何でも勝ちたいと思っていて、勝利に終わったことは良かったです。
前半のうちに1点とれたことはチームが勢いに乗れてよかったですが、後半は点を取れずに苦しい展開になりましたけどもっと練習します。
今大会を通して、自分の追及しているプレーとして、ドリブルの突破を意識できたことは、世界を相手にも発揮できたと思っています。
後は、もう少しドリブルのキレを良くしていきたいということもあります。
日本で開催の国際大会は久しぶりでした。あいにくの天候ではありましたが、そうした中で大勢の方々が来てくれて、声援を送ってくれたことが力になりました。
20年まで後2年です。この時間を大切にして、世界のトップレベルになるよう貪欲に勝利を目指して、自分自身のプレーを追及していきたいです。

日本代表田中章仁選手のコメント:

写真:日本代表田中章仁選手

試合の中で、ゴールとボールの間に自分が入っていればゴールはさせないと思っていました。
ピッチの中で一つの音だけ聞いていると、他の音が聞こえなくなるので、場合によって音を聞き分けながらプレーしていました。
日本で国際大会を経験できることは貴重で、3年間できることは、多くの声援を受けて心強いですし、すごくありがたいことです。
2020まで、まだまだチームとしての課題、個人としての課題がたくさんあります。そこは選手としてしっかりやっていかなくてはと思います。
普段の攻撃的なサッカーを続けて、もっと個人レベルを上げてブラインドサッカーの魅力をみなさんに感じてもらえるようなサッカーをしたいです。

イラスト:編集後記

写真:スタンドを埋め尽くしたの観戦客日本で初開催された「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」が終了し、日本代表は参加国6チーム中5位でした。
海外選手との体格差、スピードや戦術などを体感し、次へつなげる良い機会になったのではないでしょうか。
また、連日大会会場へ足を運んだ観客数の多さに、今後の障がい者スポーツへの関心度が高まる大会だったと感じます。
今回の大会は2020東京オリンピック・パラリンピックに向けての一つの通過点です。
障がい者スポーツの未来に向けて、更なる認知度アップを目指し、普及してほしいと思います。
日本代表チームをこれからもみんなで一生懸命応援していきましょう。頑張れ日本!!

「Official website of JBFA」についてはこちら(新しいウインドウが開きます)

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