2026年03月31日掲載
秘書:パソコンのみならず、スマートフォン向けのウェブサイトも作る機会が増えてきた見習い君。
前回よりアクセシビリティに配慮できていそうですが、見落としがありそうでまだまだ心配です…。
- ウェブアクセシビリティ職人「見習い君」と「師匠」がアクセシビリティな世界を目指す
- このストーリーは、新人ウェブアクセシビリティ職人「見習い君」とベテラン職人「師匠」、解説を担当する「秘書」を通して特に障がい者をはじめ身体的な制約がある人たちがウェブ利用時にどのような障壁にぶつかり、どのような工夫をして克服しているかなど「ウェブアクセシビリティ」の実例をはじめ「ウェブアクセシビリティ」と共に重要な「社会的アクセシビリティ」についても紹介していきます。
まだまだある!?スマートフォンの見落としがちなアクセシビリティ配慮事項
師匠:スマートフォン向けのウェブサイトも前より良くなっているようじゃな。凄いじゃないか。
見習い君:ありがとうございます!前にスマートフォンでもアクセシビリティへの配慮が必要だということを教えてもらったので当然ですよ!
師匠:そうじゃな。じゃが油断は禁物じゃぞ。
見習い君:もちろんです!ところで、新しいスマートフォン用の地図サイトを作ったので、見てもらってもよいですか?自信作です!
師匠:おお、どれどれ……ふむ。言ったそばから問題があるようじゃぞ。

見習い君:えぇ!!今回は特に自信があったのに…。
前回のスマートフォンの向きも参考にしながら作ってみたんですけど…どこに問題があるんでしょう?
師匠:それじゃあ見習い君、例えばここに立ってるピンを動かすときどんな感じでやるかな?
見習い君:えっと、ピンを長押しして指を離さずに滑らせて移動させます!
師匠:うん。じゃあもし見習いくんの指や手・腕が自由に動かせなかったらどうする?
見習い君:うーん。確かに難しいですね…
“ドラッグ操作“が難しい人がいるんですね。
師匠:そうじゃ。ただドラッグ操作は直感的にわかりやすい操作なので、使いたい気持ちもわかる。そういう時は、ドラッグ操作を使わなくても、同じ操作ができるようにすればよいのじゃ。この例だと、たとえば、ピンを選択してから、移動したい場所を選んで、「移動」ボタンを押すと移動するみたいな仕組みを作ると良いじゃろう。
見習い君:そうなんですね!
ドラッグ操作といえば、署名の入力とかお絵かきアプリもあると思うんですけど、それもダメってことですか?
師匠:今言った二つはドラッグ操作に変わる手段の実装ができないじゃろう?
そういったドラッグが必要不可欠であるものは例外として認められているのじゃよ。
そのほかにも、SafariやGoogle Chromeといったブラウザや、iOSやAndroidといったOSの仕様で、ウェブサイト制作者が制御できない場合も例外じゃな。
見習い君:なるほど!よく分かりました!
ドラッグが難しい人でも操作できる方法を追加しようと思います。

師匠:うむ。その調子で頑張るのじゃ!
秘書:今回の見習い君と師匠のやり取りからも分かるように、スマートフォンにも、ドラッグ操作という機能があります。ドラッグ操作ができなくても、別の手段で操作できる配慮が欠かせません。これも、アクセシビリティ配慮という観点ではとても大切です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの参考情報をご覧ください。





