アートと自然が共存する「BOTANICA MUSEUM」

今回は、千葉県千葉市の稲毛海浜公園内にある「BOTANICA MUSEUM(以下、ボタニカミュージアム)」をご紹介します。
2025年3月29日、世界で活躍するフラワーアーティスト「HIKARU SEINO」氏の全面プロデュースにより、花の美術館が「ボタニカミュージアム」としてリニューアルオープンしました!ぜひ、ご覧ください。

写真:BOTANICA MUSEUMの受付前で記念撮影する編集部員

ボタニカミュージアムとは

写真:ボタニカミュージアムの門前 「ボタニカミュージアム」は、フラワーアーティスト「HIKARU SEINO」氏の感性を基に、自然という奇跡の中から「植物」という分野に焦点を当てた話題のスポットです。
花をはじめとする植物のアート作品が展示されており、自然の魅力を五感で再発見できる工夫がされています。なお、敷地内は<アトリウム棟・ボタニカリウム><バンブルビーガーデンエリア><レストラン><サンクチュアリガーデンエリア>の5エリアで構成されています。

イラスト:BOTANICA MUSEUMの簡易マップ

車いすユーザの編集部員がバリアフリーチェック

wellcomeガーデンエリア

敷地内に入ると、しばらくゆるやかな坂が続いているため、庭を眺めてゆっくり上がります。このエリアは、四季折々の花を楽しめる無料エリアであり、一年草の花壇、中低木(ちゅうていぼく)や立体花壇があります。
庭の中に通路があるため、気になる花やオブジェに近づくことができます。
日時計や青りんごのオブジェなど、絵本の世界に足を踏み入れたような感覚になり、たくさんの写真を撮りたくなること間違いなしです!

写真:ゆるい坂を上がる編集部員、広々としたwellcomeガーデンエリア

アトリウム棟・ボタニカリウム

写真:エレベーターに乗り込む編集部員 いよいよ建物内へ!wellcomeガーデンを背にして右側がミュージアム、左側がレストランです。下肢障がいのある方は、階段横にあるスロープを上がりましょう。
まずは、ボタニカミュージアムの受付でチケット購入。障害者手帳(身体障害者手帳・精神障害者保険福祉手帳・療育手帳に限る)を持参の方は、本人と介助者1名までが入館無料となります。受付周辺には、誘導のための点字ブロックがあります。また、無料貸し出しの車いす2台とコインロッカー、オリジナルグッズや植物を販売するショップもあります。

写真:受付、ショップ、コインロッカーとその前に車いすが2台並んでいる

アトリウム棟では大きなアート作品が5つ楽しめるのですが、作品の近くにはQRコードつきのパネルがあり、作品の解説動画を見ることができます。
動画には説明文もついているので聴覚に障がいがある人でも視聴して楽しめます。
自由に弾くことができるピアノもあるので、腕に自信のある方は弾いてみてはいかがでしょうか。

写真:現在使用不可のスロープの近くにあるピアノを弾く編集部員、「ミラクルツリー」の前で記念写真を撮る編集部員、QRコードを読んでいる、「BOTA Hz(ぼた へるつ)」内の幻想的な光と音と香りに驚いている編集部員

奥に行くにつれて床が段差になっているのですが、車いすユーザの方は両側にあるスロープを上がるといいでしょう。
バンブルビーガーデン側にある奥のスロープが比較的角度がゆるい作りです。

写真:左が比較的角度がゆるいスロープ、真ん中はボタニカリアンというアート作品、右がトイレやスロープがある

多目的トイレは、ショップ奥とアトリウム棟の階段付近の2か所にあります。階段付近の多目的トイレに行くためには、少し急なスロープを上がらなければなりません。上がるのが難しい車いすユーザは、誰かに押してもらうか、スロープを上がらなくても良いショップ奥にある多目的トイレを使用するといいでしょう。なお、開閉ボタンがついたスライドドアのため、手にまひがある方でも使いやすいです。ただし、オストメイト・ユニバーサルシート・ゴミ箱はありません。
ゴミは自分で持ち帰るようにしましょう。

写真:左は角度のあるスロープを上がっている編集部員、右は多目的トイレに入ろうとしている編集部員

写真:ボタニカミュージアムの門前 アトリウム棟は1階のみの営業となります。ボタニカリウムは2階も営業しております。
ただし、2つの棟を結ぶ真ん中ほどにエレベータがあり、1階の一部通路から2階の一部通路へ上がれるようになっています。

ボタニカリウムは、中央に人工滝があり、水の流れる音を聞きながらジャングルを散策しているような気分になれます。通路の一部が狭かったり、地面が多少デコボコしていたり、敢えて自然に近い作りになっています。
珍しい熱帯植物を探したり、1階と2階のフォトスポットで撮影を楽しんだり、日常生活ではなかなか体験できない自然を満喫できるはずです。

写真:アトリウム棟の2階通路から下の階を覗いている。2階通路からボタニカリウムへ向かっている。吊り橋から上を眺めている。ボタニカリウム1階から上を眺めている

ほかには、予約が不要なオリジナルブーケを作るワークショップもあり、公式HPから予約必須のフォトスタジオと一緒に申し込みすれば、頭に花を活けてもらい、自らが花の一部となって館内を回遊できるサービスを体験できます。

写真:ワークショップでブーケを作っている

バンブルビーガーデンエリア

アトリウム棟からバンブルビーガーデンに出ることができます。スライドドアから、バンブルビーガーデンに少し段差があるため、雨の日は滑らないように気をつけましょう。通路は、段差がないことからスムーズに移動できます。天気がよければ、外でしばらくのんびりするのもいいでしょう。
取材で訪れたときはハロウィーンの時期だったのですが、写真映えする飾りのあるスポットもありました。
季節ごとに変わるフォトスポットを探してみてはいかがでしょうか。

写真:バンブルビーガーデンとその中にあるハロウィーンのかぼちゃやおばけが飾られているスポットで写真を撮る編集部員

レストラン

店内は広々としており、車いすユーザでもスムーズに移動ができます。
先にお会計を済ませると、番号が書かれたアクリルスタンドを渡され、食事やドリンクができたらレストランの方が配膳してくれます。バンブルビーガーデンが見渡せるテラス席もあるので、天気が良ければ外でゆっくりするのもいいでしょう。

写真:木目調のテーブル席、季節のパスタと色とりどりの小ぶりなケーキたちが並んでいる

サンクチュアリガーデンエリア

ボタニカリウムの奥にあるサンクチュアリガーデンエリアは、昼の部のみwellcomeガーデンエリア同様に無料で入場できます。約200品種のバラが植栽されており、イングリッシュ・ローズなど、バラの代表格のとも言えるクラシカルな品種やハーブガーデンもあります。まずは、目印となる大きなヤシの木に向かって進みましょう。
バラの咲き誇る季節には、見るもよし、香りを楽しんでもよし!ピクニックにもおすすめです。

写真:たくさんのバラとハーブが咲き誇っている、バラのアップ

そのほかの情報

写真:事前精算機で清算を行う編集部員一番近い駐車場は、ボタニカミュージアム前の第1駐車場(営業時間/6:00から22:00)です。
ボタニカミュージアム側付近に身障者スペースが10台分あります。駐車券が出ないタイプの駐車場です。
障がいのある方は、身体・精神障害者手帳、療育手帳のいずれかをボタニカミュージアムの受付の方に見せると、手帳をお持ちの方1名につき1台まで無料となりますが、事前精算機ではナンバープレートの下四桁の入力や、受付の方にもらったQRコードを読ませる必要があります。
また、駐車場近くには「バス停」と「公衆トイレ(多機能トイレあり)」 もがあります。

施設情報

所在地:〒261-0003 千葉県千葉市美浜区高浜7-2-4
TEL:050-1792-5706
開園時間:火曜日から木曜日/9時45分から16時30分。金・土曜日祝日/9時45分から21時30分。
本館(アトリウム棟・ボタニカリウム)営業時間:火曜日から木曜日/10時から16時(最終入館15時30分)。
金・土曜日祝日/10時から16時(最終入館15時30分)。17時から21時(最終入館20時30分)。
入場料:時間帯や年齢などによって異なります。
(詳しくは下記公式HPよりご確認ください。)
最寄駅:JR稲毛駅からバスで約15分
定休日:毎週月曜(祝日の場合は翌平日)
「ボタニカミュージアム」公式HPはこちら(新しいウィンドウが開きます)

ボタニカミュージアムご担当者からのコメント

2025年3月、世界で活躍するフラワーアーティストの全面プロデュースにより、BOTANICA MUSEUMは芸術性をさらに高めた新たな空間としてリニューアルオープンいたしました。コンセプトは「自然という奇跡を思い出す場所」。
館内では、香りと音楽に満ちた空間の中で、目に映るアートだけでなく、実際に触れて感じる体験や、併設レストランでは四季を感じるお料理もお楽しみいただけます。五感すべてを通して自然の魅力に深くふれることのできるミュージアムです。
自然とアートが織りなす癒しのひとときを、ぜひBOTANICA MUSEUMでお過ごしください。皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

写真:照明に照らされている夜間のミラクルツリー

イラスト:編集後記

写真:苔が特徴的なアートの大木を眺めている編集部員 今回は、あいにくの雨模様でしたが、それでも十分に充実した1日となりました。
植物とアートは似て非なるものと思っていましたが、このミュージアムではお互いのいいところが混ざり合っていて面白かったです。アートと植物の境界線が分からず、しばらく凝視する場面が多々ありました。
植物やアート作品で「視覚」「嗅覚」、BGMや水の流れる音で「聴覚」、ワークショップで「触覚」、レストランで「味覚」を満喫できました。
時間の経過とともに五感が研ぎ澄まされていき、自然の魅力を実感することができました。
リフレッシュしたい方やフォトスポットを探している方には、ぜひ訪れて欲しいです!

特別協賛企業の製品・サービスのご紹介

  • NTT ExCパートナーの公式サイトへ
  • 特別協賛企業の製品・サービスのご紹介_日本電信電話
  • NTTファイナンス株式会社の公式サイトへ
  • NTTアドバンステクノロジ株式会社の公式サイトへ

お知らせ

編集部のおすすめ記事

  • ゆうゆうゆう便り(メルマガ読者募集中)
  • ゆうゆうゆうのfacebook
  • 広告バナー募集中
ページの先頭へ