車いすユーザでも東京の街を展望できる「SHIBUYA SKY」

都の調査(去年の4月から12月の調査結果)によると、都内を訪れた外国人旅行者数は、「渋谷」が初の一位となりました。
近年の急速な再開発で渋谷駅の周辺は大きく変化し、話題が絶えない街です。
そこで、今回は渋谷のランドマークタワーの一つ「渋谷スクランブルスクエア」ビルの14階・45階・46階・屋上にある「SHIBUYA SKY」に車いすユーザの編集部員が実際に行ってきました。ぜひ、ご覧ください。

写真:空撮されたSHIBUYA SKY。中央はヘリポートになっている

SHIBUYA SKYとは

写真:SKY EDGEから見た都内の街並み 「SHIBUYA SKY」は、文化と想像力を育む場所を目指した施設として2019年11月1日に誕生し、今年で4周年を迎えました。
高さは渋谷上空229m、渋谷エリアで一番高い建物である「渋谷スクランブルスクエア」にある日本最大級の展望施設です。
渋谷の街は、常に独自の文化や価値観を生み出してきた場所。多様な価値観を持った多様な人々が国内外から惹きつけられて止みません。
都内の雑踏の日常風景を上空から360度パノラマビューで眺めると、その風景は非日常に感じられるでしょう。
東京タワーや東京スカイツリー、天気が良ければ富士山も見ることができます。

SKY GATE

まずは、1階のエレベータからチケットカウンターのある14階へ向かいます。
チケットを購入するとき、障がい者手帳を提示すれば割引を受けることができます。(注1)
また、チケット購入サイトWebketより「入場チケット」を購入した場合は、入場当日に窓口へ提示すれば差額が返金されます。
入場ゲートを通り、14階から45階までの間を分速360メートルで移動する体感型エレベータを乗り換え、さらに上の階へ。
バリアフリー設計のため、車いすでの移動は安心です。

(注1)同伴者は1名につき障がい者料金が適用されます。ただし、一部、障がい者割引対象外のチケットがあります。

写真:シルバー色をモチーフにした近未来的なチケットカウンター、エレベータ天井の青く光る演出、エレベータに乗る編集部員

SKY STAGE

エレベータを降りると、目の前には屋外に出られる撮影スポットが見えます。ここでは安全のため、ロッカーに荷物やバッグなどを預けます。また、車いすユーザが入られないエリアなど、スタッフが詳しく説明してくれます。
つづいて移動する人は、屋外の撮影スポット近くにあるエスカレータか階段で屋上へ。車いすユーザはエレベータを使用します。

写真:屋外の撮影スポット、屋上へとつづくエスカレータと階段

エレベータを出ると目の前には「SKY EDGE」が見えます。スクランブル交差点などを眼下に解放感溢れる絶景のポイントです。
エレベータの横には「CLOUD HAMMOCK」があります。移動できる人は、寝そべってリラックスしながら空を見上げてみてはいかがでしょうか。
世界地図が描かれている「GEO COMPASS」の中央に立ち、自分の見たい方角を探すのも良いでしょう。
緊急時にはヘリポートとしても利用される「CROSSING LIGHT(注2)」では、サーチライト18台が上空を照らし、時刻を知らせる演出などもあります。

写真:SKY EDGEで街並みを背景に両手を広げポーズを取る編集部員、CLOUD HAMMOCKが並んでいる

「THE ROOF SHIBUYA SKY」は、ソファ席やスタンディングテーブルが設置されています。車いすユーザでも通れますが、ソファ席周辺は人が多いと通り抜けが難しいかもしれません。
また、スタンディングテーブルは、車いすユーザには高く感じられるでしょう。
傾斜のあるところがいくつかありますが、非常にゆるやかな角度です。
11月30日までの期間限定で、夕方からはドリンクや軽食、音楽を楽しめるルーフトップバーになります。(注3)

(注2)毎日19時より、毎時00分と毎時30分に演出あり。ただし、季節により異なります。
(注3)詳しい営業時間は、下記公式HPよりご確認ください。

写真:ソファやスタンディングテーブルが並ぶTHE ROOF SHIBUYA SKY、編集部員の肩まであるテーブル

SKY GALLERY

屋上から下りた人は、屋内展望回廊に向かいましょう。
ここでは、デジタル技術を駆使して「時空の川」「視点の窓」「時間、世界、自分」のデータをビジュアル化。
いつもと違った視点で俯瞰できるように工夫されています。

写真:SKY GALLERYの幾何学模様、自分の陰影をモニターで見ている編集部員、ミュージック・バーの赤く印象的なソファと窓からは街並みが見える

「Paradise Lounge」という、ミュージック・バーでは落ち着いた雰囲気で景色を眺め寛ぐことができます。 また、同フロアには多種多様なお土産を購入できる「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP」があり、その近くにはオストメイト対応設備が設置された多目的トイレもあります。 なお、エレベータから「SKY GALLERY」と「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP」に向かう通路は、少し長めのスロープとなって、手すりつきですが踊り場はありません。

写真:SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOPの棚、長く薄暗いスロープ上っている編集部員の後ろ姿

「SHIBUYA SKY」ご担当者からのコメント

SHIBUYA SKYは、「想像力を刺激し、知的好奇心を育む」をコンセプトに、360度に拡がる景色や多様な視点、訪れるすべての人の多様な明日へと繋がる新しいシンボルの視覚化を目指しています。
障がいのある方でも、そうでない方でも問わず、安全を守りながら、渋谷上空229mの非日常空間からの展望体験を楽しんでいただけますと幸いです。
スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしております。

施設情報

所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号(渋谷駅直結・直上)
営業時間:10:00から22:30(最終入場は21:20)
休館日:元日は通常営業をお休み。そのほか、臨時休館や時短営業になる場合があります。公式HPでご確認ください。
TEL:03-4221-0229(受付時間10:00から20:00)
駐車場:専用の駐車場はありませんが、近隣に提携駐車場が3つあり。
(身障者も対応可能な機械式)
最寄駅:渋谷駅直結・直上/地下出入口番号 B6

「SHIBUYA SKY」HPについてはこちら(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

写真:SKY STAGEのスロープを上がる編集部員の後ろ姿車いすに乗ったままビルの屋上に上がれる日が来るとは、思ってもみませんでした。
取材当日は、風が穏やかで、空気が澄んだ秋空だったため、いつも以上に空が高く感じられました。
これから冷え込む季節になると、きれいな景色を眺められる機会も増えるかもしれませんね。
今回は午前中に訪れたのですが、次回は夜景を見に来たいと思いました。
まだ行ったことのない人は、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

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