車いすユーザが風を切って走れる「ハンドサイクル」

もうすぐゴールデンウィークです。旅行などの計画を立てているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、車いすユーザの中には長い距離を移動するのが難しく、外出をためらってしまう方も少なくないでしょう。
そこで今回は、そのような方の活動範囲を劇的に広げてくれる「ハンドサイクル」をご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

写真:河川敷の道路でアダプタ式のハンドサイクルを自分の車いすに取り付けして走行している編集部員

ハンドサイクルとは?

写真:単体のアダプタ式のハンドサイクル「ハンドサイクル」とはその名の通り、手でこぐ自転車のことです。 日本では「手こぎ自転車」または「ハンドクランク付き自転車」とも呼ばれています。
足が不自由な方のリハビリや生活の足として日常的に利用される一方で、2008年の北京パラリンピックでは正式種目に採用されるなど、パラスポーツとしての一面も持っています。

ハンドサイクルの種類:

写真:2枚の写真から左が「レースタイプ」で「右がアダプタタイプ」のハンドサイクル

ハンドサイクルには、主に「アダプタータイプ」と「レースタイプ」があります。
「アダプタータイプ」は、車いすに着脱可能です。街乗りタイプからスポーティーな走りができるタイプまであります。また、体力に自信がない方にも心強い電動アシストのタイプもあります!
「レースタイプ」は、スピードを追求した競技用です。前輪と後輪が一体となったフレームで、ハンドサイクルに乗り移り、前傾の姿勢や寝そべるような低い姿勢で走行します。

ハンドサイクルの魅力

今回は、ドイツ製のシュトリッカー社(注)「アダプタータイプ」を取り付け、車いすユーザの編集部員がサイクリングを体験しました。

ポイント1

ほとんどの車いすに取り付け可能

写真:2台のアダプタータイプのハンドサイクルと1台の車いす

シュトリッカー社のハンドサイクルは、折り畳み式の車いす、固定式の車いす、メーカー問わず、ほぼ全ての車いすに取り付けることができます。
今使用している車いすに取り付けるだけなので安心!

(注)シュトリッカー社のハンドサイクルはドイツの工房で職人の手によって一台一台丁寧につくられています。1989年に創業し、ヨーロッパでもっとも歴史のあるハンドサイクルメーカーです。

ポイント2

1人で取り付けができる

写真:自分の車いすにアダプトタイプの「ハンドサイクル」を一人で取り付けている

基本的に車いすユーザが自分で取り付け、 取り外しができるように設計されています。初めに対象の車いすとハンドサイクルをセッティングしておけば、2回目以降は簡単に利用できます。取り付け時間は、慣れれば約10秒。初心者でも30秒あれば十分です。

ポイント3

活動範囲が広がる

写真:ハンドサイクルを取り付けした車いすで河川敷の道路を走行している

一般的に車いすユーザは、長距離移動に自動車、もしくは電車・バスなどの公共交通機関を利用します。
なお、障がいの程度や移動距離によっては、程よい移動手段が少ないのが現状です。
普段使いから、旅行先でも利用できるハンドサイクルは、活動範囲を広げてくれる頼もしいツールです。

会社情報

写真:株式会社テレウスのロゴ 日本代理店(輸入・販売):株式会社テレウス
所在地:〒271-0076 千葉県松戸市岩瀬153-1-102
主な取扱い品:車いす、ハンドサイクル、車いす用タイヤ・チューブ・クッション・グローブなど。
「株式会社テレウス」HPはこちら(新しいウィンドウが開きます)

体験した車いすユーザ(脊髄損傷)の編集部員の感想:

写真:ハンドサイクルに乗っている編集部員 私は今回、初めてハンドサイクルを体験しました。
実際ハンドサイクルを見て、車いすへの取り付けは、最初だけ調整に時間がかかりそうだなと思いました。
しかし、一度調整すると次からはフレームを取り付けるだけなので、2回目以降の取り付けは簡単です。
普段は、距離が遠くて行くことをためらってしまう場所や、サイクリングを楽しみたい場所などに使って、普段使いをすると活動範囲が広がるでしょう。
いつもと違うスピードを感じてみたい方や長距離を走りたいと思っている方は、ぜひ試乗してみてはいかがでしょうか?

イラスト:編集後記

皆さん、車いすユーザの活動範囲が広がる「ハンドサイクル」はいかがだったでしょうか。
取り付けするハンドサイクルは、前輪のサイズが大きいので自転車での移動と似ています。でこぼこした道や小さな段差でも気軽に走ることができます。また、上記ポイントのほかに有酸素運動による健康増進や環境にやさしいこと、そしてサイクリングをすることでの気分転換や人との交流も期待されます。
たくさんのメリットがある「ハンドサイクル」ですが、現在はまだレジャー用品と見なされるため、購入する際は全額自己負担です。通勤や買い物などの日常生活で役立てている車いすユーザもいるため、今後は助成金の対象になるといいですね。

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