IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018

写真:試合中に相手選手をかわし、ボールを前に運んでいる所

2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まであと2年、各方面で準備が急ピッチに進められています。出場を目指している各選手も練習に励んでいるところではないでしょうか。
そのような中、パラリンピック競技の一つ「視覚障がい者5人制サッカー(以下ブラインドサッカー)」のワールドグランプリが日本で初開催されます!
「ブラインドサッカー」は、転がると音が出るボールを使い、視覚に障がいがある選手とない選手が共に全力でプレーする姿がとても印象的なサッカーです。
今回は、ブラインドサッカーのご紹介と共に3月21日から行われるワールドグランプリについて紹介します。ぜひご覧ください。

ブラインドサッカーとは

ブラインドサッカーは、視覚障がい者と晴眼者が一緒にプレーするパラリンピックの公式種目です。
フィールドプレイヤーは、視力の差をなくすために全員アイマスクを着用します。
ボールは転がると音がする特殊な構造で「カシャカシャ」と音がでます。この音と仲間の声を頼りに、プレイヤーはボールを追いかけます。
試合では、「視覚障がい者のサッカー」とは思えないほど、選手同士が激しくぶつかったり、サイドラインのフェンスにぶつかったりする迫力あるプレーが繰り広げられます。

主なルール

B1(ブラインドサッカー)とB2/B3(ロービジョンフットサル)の二つのクラスがある。

B1全く見えないから光を感じられるまでの見え方
クラス
B2 矯正後の視力が0.03までで視野5度以内
B3 矯正後の視力0.1までで視野20度まで

B1クラス「ブラインドサッカー」

    1. 視力差による不公平が生じないように4人のフィールドプレーヤー全員がアイマスクを着用する
    2. フィールドプレーヤーに加えゴールキーパー、ガイド(注1)と監督でチームが構成される。そしてゴールキーパー、ガイドと監督は晴眼者または弱視者が務める
    3. フィールドの広さは、フットサルのコートと同じ
    4. ブラインドサッカーにスローインはない。サイドライン上にはフェンスが設置されていてボールがサイドラインを割らないようにはフェンスが置かれる(万一フェンスの上からボールがピッチ外に出た場合、出たその場からキックインで再開)
イラスト:ブラインドサッカーのピッチや選手の配置図
  1. ボールを取りにいくフィールドプレイヤーは、「ボイ!(スペイン語で「行くぞ!」の意味)」という掛け声を出さなくてはならない。「ボイ!」を言わずにボールを取りにいくと、ノースピークというファウルになる。それでも衝突などが起きた場合、衝撃を防ぐため、国内ではヘッドギアの装着が義務ずけられている

(注1)ガイド=目の見える「ガイド」は敵陣ゴールの裏にいてゴールまでの距離「例え:6メートル!30度!」など攻める選手に声で伝える。

B2/B3(ロービジョンフットサル)のルールや詳細ルールなどは、JBFA 日本ブラインドサッカー協会のWebサイトで詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください!
JBFA 日本ブラインドサッカー協会のWebサイトはこちら(新しいウィンドウが開きます)

IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018について

写真:WGP2018のポスター ブラインドサッカー日本代表は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでメダル獲得を目指しています。
これまでアジア選手権や国際大会などを通じて、ブラインドサッカーを世界へ普及させることを選手・スタッフ、大会に携わる方々と取り組んできました。
本大会は、その夢を実現させる強化の場であり、世界にブラインドサッカーを知ってもらう機会にしたいと考えています。
今年から3年連続で開催されることが決定しており、一人でも多くの人に知ってもらい、親しみを持ってもらうことが可能になる大会です。
そして、ブラインドサッカーが普及することで、障がい者と健常者が当り前のように混ざり合う社会になるという願いも込められた大会でもあります。

大会の概要

タイトル: IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018
日程: 2018年3 月21 日(水・祝)から3 月25 日(日)
会場: 品川区立天王洲公園
主催: 国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA:International Blind Sports Federation)/特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA:Japan Blind Football Association)
出場国: アルゼンチン/トルコ/日本/ロシア/イングランド/フランス
大会形式: 出場6カ国が3チーム・2グループにわかれ、1回戦総当たりのグループリーグを行う。各グループ3位同士が5位決定戦、2位同士が3位決定戦、1位同士が決勝戦へ進出する

グループA グループB
日本(世界ランク8位) アルゼンチン(世界ランク2位)
トルコ(世界ランク5位) ロシア(世界ランク14位)
イングランド(世界ランク16位) フランス(世界ランク13位)

※ランキング表記は2017年1月時点

スケジュール
日 程 開始時間 第1試合 開始時間 第2試合 開始時間 第3試合
3/21 14:00 日本 対 イングランド 16:30 アルゼンチン 対 ロシア 19:15
3/22 12:00 16:30 トルコ 対 イングランド 19:15 フランス 対 ロシア
3/23 12:00 16:30 アルゼンチン 対 フランス 19:15 日本 対 トルコ
3/24 11:00 14:00 16:30 5位決定戦
3/25 11:00 14:00 3位決定戦 16:30 決勝戦

※大会を観戦するためには、チケットが必要です。
また、大会ボランティアも募集!

詳しくは:
IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

写真:田中選手がピッチでプレーを行っている所 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで、2年となりました。
私たちが応援をするためには、たくさんある競技、選手、障がいについての情報を知ることが必要です。
今回開催される「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」は、パラリンピック種目である「ブラインドサッカー」を 間近に観戦できる良い機会です。
みなさんもまずは、障がい者スポーツを知ることから始め、身近なスポーツ観戦をしてみてはいかがでしょう。

私たちは「ブラインドサッカー」に特別な愛着があります。
それは、弊社にブラインドサッカー日本代表選手がいるからです!
会社では割と控えめですが、ユニフォームに着替えると大声を張りあげて指示を出し、普段とは違った印象になります(笑)。
頑張れ日本!!

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